a desolate station

無人駅

原稿用紙サイズの話

原稿用紙のサイズって……どうすればいいの……B4なるほど……投稿用はB4……オッケー色数覚えた……。

同人誌用はB5てふんふん……。

 

色は「モノクロ」

描くときは一番真ん中の線に描くように。

 

ほぼほぼ尚六のはなし

そろそろ十二国記新刊が18年ぶりに発売されるわけですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は万全の体制をとり、発売日含めて三日間がお休みでございます。シフトが神。ありがたすぎて何度もお礼を上司に述べたくらいです。

展開を想像しては情緒不安定になるのを繰り返しているわけですが、当日死なないかどうかだけ本当に心配で……。

11月に3、4巻が出るって考えたら、もしかしたら1、2巻では地獄に叩き落としてくるかもしれないわけじゃないですか???
小野主上のことですし。

何度もいうようであれなんですけど、わたし本当にゴーストハントの最終巻の恨みは墓まで持っていきますからね。
だがしかしカップリングを崩す気もない。

ああどうしよう死ぬかも本当に。死ぬんじゃない????
いや死ぬな絶対に。
そのために休みも取ったわけですけど。
おそらく読んだ次の日は絶対に使い物にならないので……。気持ちを落ち着けて感想を吐き出す時間が必要なので……。

どうしよう今からこわい。
18年もふわふわ待ってたのが現実になっちゃったからなんか感情のキャパから大幅に漏れてるんですよ事態が。

しかも別件ですけど雪風も4巻出るらしいんですよまじか死ぬのか私は。

話戻って、わたしは比較的最近魔性の子を読んだわけで、これ最初に読まなくてよかったな……時系列順に履修してよかったカップリング的に……とか思ってたんですけど、戴国新刊を待っている身の上にもかかわらずなんか雁が再フィーバーしてきたんですよね。もともと大好きではあったんですけど。

未履修の話は魔性の子だけじゃなくて、雁の『漂舶』もだったんですよ。
最近読める機会がありまして、はーーーーーー??????未履修短編〜〜〜〜〜!!!!!って死にながら読んだわけですけどやっぱり読んだ後も死ぬ。

これは……本当に……小野主上が書かれた……のか……????????五千万回支部で拝見した……(そんなに雁で作品多いと思っているのか)って感じの見事な雁主従、理想の雁主従、それは尚隆さんと六太の関係性だけじゃなくて三家臣も含んでなんですけど、やっぱ雁やべえな……って……。玄英宮以外に……二人も……みんなも……もはや帰る場所はないんだって……。

オタクだからこういうクソでか感情すきすぎてはーーーーーーーーーー?????? って言った。

朱衡からそんな台詞が出るともまさか思っていなかったから、あまりの腰の据えぶりに天を仰いだ。
この人ダメだ……多分、ここが最後に仕える王朝だ。

ここがおうちだって、つらっとした顔の朱衡からまさか出てくる???

野に下れるわけでもなし、この人は雁主従と一緒に死ぬんだな……って。
でもってそれは多分維端もそうなのかな……100年経って下界の知り合いは死に絶え、もう進むしかない行き場のない船に乗っている天上の人々。

最初のコミカルさに反して終わりの重さよ。

可愛い延麒ちゃんを見てたと思ったんだけど、雁の重さを自覚しただけだった。

そしてやっぱり雁の終焉を想像してしまうんだよなあ。

最近までは、絶対に尚隆は延麒を遺さないし禅譲なんてもってのほか、自分で築いたすべてを滅ぼし、梟王以上の酸鼻を極める地獄をわずか数カ月で作り上げ、天にすら延麒を返さぬとばかりに失道の死が延麒追いつくまでにすべてを終わらせ、六太を殺して寿命が尽きるまで玉座に踏ん反り返ってるんだろうなあって思ってたの。国土を更地に返すのが先か、自分が死ぬのが先かのデスゲームするんだ〜〜〜って。

あ、でも六太の遺骸を喰らおうとする使令を全部殺して、六太の亡骸を抱えて海に行く尚隆もいいなあ……。始まりと同じ、何もない、穏やかな海、その再演でも。

六太が生きてて瀬戸内に帰るってパターンもありとは思うんですけど……あそこはもう異界だって尚隆は一回見て言えたから、そのパターンはないかな。

再度の別れのチャンスがなければ、故郷を懐かしみ続けて最後は蓬莱で、っていうやさしくかなしい雁もありなんですけど。

もちろん禅譲はしません。

でもそれって正直私の理想だったんですよね。

六太を置いていくはまかりならぬ、って私の希望が多分にはいってたんですよ。

そして帰山でそれを確信してたわけね。
(あれ??帰山だっけ???)

でもさあ……かんがえうる限りのことで満足するか???尚隆が。かの王が。

まず第一に、梟王と同じ終わり方を尚隆は選ばないだろうっていうのがひとつ、こういうところまでは尚隆は真似しないだろうから。面白くないでしょ。

そして生に膿んだら、自分が何をしでかすか彼は自覚している。300年目で。
雁を滅ぼしてみたくなる、って口に出せるくらいには、準備を整えている。

そして彼はいつも人の裏をかく。

そしてとことん彼、延麒に甘い。
私彼の欲深さをある意味信頼していて、元州の乱のときの尚隆の台詞や六太に台詞で、すっかり彼が絶対に延麒を手放すことはないなって思い込んでたのよ。

だけど彼の本質って、民の幸せのためなら身を切れるところにあるんだよ……!!!
尚隆、これ、延麒、自分のせいで連れて逝くか……?

六太が連れていってっていうならまだしも、延麒は天邪鬼だからそんな殊勝なこと絶対言わないし、どっちかっていうと「おれは王のせいで死ぬ」って再三言ってる。

裏返せばそれは尚隆に置いていかれることはないだろうっていう慢心が透けてるんだけど、尚隆は「最後まで俺に振り回されんでもよかろう」とか言って延麒を手放すかもしれない……。

この人こういうところがあるから許せないんだよ!
変なおおらかさっていうか懐の広さっていうか諦めの良さっていうか、延麒はあなたのものだからもうすでに好きにしていいんだよお……!

王のものなのだもの……って!
廉麟も!!!!いってた!!!!

多分廉麟は「ずっとお側に置いてくださいましね、最後まで、最期までですよ」って廉王に言ってる。

民を哀れむ気持ちが直接の言葉にしないけど、範ならワンチャン……???
でも麒麟は終焉のことを考えるんだろうか……不吉だから口に出さない気もするし。
良くも悪くも終わりに言及するのは六太くらいっぽい。

まじで無理…それで延麒が残されってしまって……それで次を……選べって……私が死にそうになってしまう。

王のもの……ははっ……天意ある王のもの……???
王は天が、ひいては麒麟が選ぶ……。
王にものであって個人のものではない……王という装置のもの……。(地獄の釜を開ける思考)

ふふ、ふふふ……禅譲したら新たな王を……慕うんですって麒麟は……地獄か…???

六太にそれを味あわせるの、地獄以外のなにものでもなくない????
あのね、雁王……それは優しさでも温情でもなんでもないんですよ……六太くんはあなたのせいで死にたくないのではなく……あなたと一緒に生きたいのです……。

いやぶっちゃけ、ここまできたらいいんじゃ??
ていうか、100年の時点でみんなそこそこ満足してたから別にもう500年も国を栄えさせたんだしもう好きにしていいところあるんだよ。六太くんももうあなたのこと疑ってないよ……。

なのにもはや禅譲一択では???

って気持ちになっちゃってるんですよね……疑心暗鬼……。

「目を開けろ、六太。これがお前の望んだものだ。望み通り、一国を返してやる」

って言って嬉し泣きさせた次の日、白痴の末声が鳴くんですか……??

……ごめん、もダメ。
私の思考がダメ。
地獄製造機だからどうあがいてもこんな妄想ばかり生まれる。

返して欲しいのはその一国じゃないんだよなーーーーーー!!!!!
ばかやろうディスコミュニケーションか??????

300年目の夢オチにして尚隆を救ってやってください。
ここなまじっか気が合って付かず離れず男の友情気取ってるから、言葉足らずすぎて国の根本を揺るがす決定的なすれ違いをしてそう。

そんなんが最後に国を滅ぼすとか思わないじゃないですかーーーーーーー!!!!!

尚隆はね、禅譲するとき絶対誰にも何も言わずに、ある日いきなり禅譲するからさ。
それは、なんの前触れなく、空の青さが眩しい日のことでした、とかそんな冒頭で、いきなり王気が消えてるのを悟って、牀榻の中で呆然と座り込んでたらさ、官吏が仁重殿に駆け込んできて、白雉末声──って蒼白な顔で告げる──。

地獄はこの脳に存在したんだなあ(虐殺器官)

多分朱衡あたりが、こういう時ばかりは冷静になれずに、「大逆のとがめは覚悟の上、頸を切ってお詫びします。主上のご厚意ご意向を無下にし心底申し訳なく存ずるがあの方はすでにおられず王ではなく、台輔の(どうしよう、ここで逆に宰輔って言い続けるのも苦しさがあっていいよね……)ご心痛は察するに余りありますが、長くても30年程度、主上のお造りになられた雁はそう簡単には滅びませぬ。どうか、どうか、主上とお眠りいただきたい我らが臣下の願いをお許しください」って剣を片手に長口上。

おそらく六太はほっとしてわらう。

なぜ置いていかれたのかわからないから。

「許すも許さないもない。おれは尚隆の民だ。連れ添うのだと思ってきた。別の王気など知りたくもない……」

亡骸はなくとも合葬は尚隆と。

我らは雁王、我が君、尚隆様の元で永遠の栄華の夢を見た。他の誰かの元ではない……。とあるものは野へ下り、近しいものの多くはその後を追った。

そうして雁が終わるのだとしたら、とても嬉しい。

そうそうだ。六太は元州の乱で、尚隆の民って言ったんですよ…雁の民、ではない。
それがどれだけ尊いことか、いま、気づいた。

でも20年目の時点では、尚隆は六太を雁の民、って言ってたんだなあ。そして多分、延麒を一番の民として幸せにしようとしてきたんだけど(関弓の周りは田園地帯なんですって……。もう六太の望みを叶えようとしてるのがばればれでこの前知って感情が暴走した……)、それが六太を生かすことにつながるならしんどいよな。

だって尚隆、二度も自国を滅ぼしたりできない……。六太を殺すことなんて絶対にしない。

連れては行かないけど、付いてくるなら咎め立てはしない、笑って、「なんだ、おまえ、せっかく解放してやったというのに追いかけてきたのか。バカなやつだ」っていうからさ、六太は「バカはお前だ。次の王が昏君かもしれない可能性を考えろ。おれは、王なんて信じない。お前だからこれだけ長く続いたんだ。お前がくれたものを、みすみす取り上げられてたまるか」って。

死出の旅はふたりでどうぞ。

こうやってなにもいわないまま、かわらないまま終わるだろう二人だけど、それでもその最期は穏やかであってくれよ。


雁の話でした。
いつかこれを本にしたいよねーーーーーーー。
雁の終わりの話。
雁の終わり方はちょっとイメージ変わっちゃったけど、奏は変わらないなーーー。

あとは恭なんだけど、ここは王麒麟ではなく、その前がベースなんだよね。昇山組。

特にこの王朝が続くキーポイントは頑丘さんだと思ってる。おそらくなんやかんや射士とか大僕とかで昇仙してしばらくそばにいるんだけど、30年目とかでそろそろ落ち着いたなってころで(タイミング的には一番やばい時期)に仙籍を返上しようとしてすったもんだおこるんだな、きっと。

倒れる寸前までいって、慌てた利広とかなんやかんや引き止めて持ち直したのがいまの90年……みたいな。
「あたし死んだら好きに生きたらいいわ、でも、あたし生きているあいだはあたしに従いなさい」
っていう珠晶、性癖。よきよきです。

珠晶の価値観を形成し直したというか固めたのは良くも悪くも黄海での経験だと思うので、その根幹にいる頑丘はぜったいに手放してはならない存在だと思うんだよな。
それを珠晶もわかってるから、どうあがいても手放さないようにする。

「あたし、黄朱になりたかったの、言ったでしょ、覚えてる?」

っていう珠晶と頑丘の、珠晶が死ぬまでの逢山の旅路。今回は禅譲のため。とか。もしくは供麒が身罷ったあとかなーーー。最後の珠晶の夢の話。

「わたし、ほんとうは王様になんてなりたくなかったのよ」

永遠に12歳のままの、もう何者にもなれない少女はそう言ってわらった。

 

戴は……戴はな、今が危ないからさ、正直終わりとかどうでもいいから驍宗様の安否だけ教えていただいてもいいですか????

泰麒が今からそっちに行くんですけど……大きくなってもちゃんとわかってね……。
あと驍宗様のそばにいたら元気になってくれたらいいな泰麒……。これ以上成長されたら……美人だけど……いや今メッッチャ美人だけど……いとけないショタだった泰麒が忘れられないわたしを許して……。

お祝い絵もな〜どっち描けばいいか迷うんだよね。小さい泰麒と成獣泰麒でも、驍宗様と一緒にするなら三人描きたいし。
まあ二人にしましたけど。
二週間目のカウントダウンイラストは描きたいよね〜。ワンドロも。

ところで雁が貴種漂流譚で異類婚姻譚って話くそわかる〜〜〜ってはなしはもうしましたっけ?????